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作:秋桜さん 2006年1月22日投稿分

少し前に里香は
「花火を見てみたい。」 と言っていた。
僕はその言葉を聞き里香を花火大会に連れて行ってあげようと決めた。しかし、花火大会までには少し日にちがあった。僕は花火の見えるいい場所を探すことにした。夜になれば病院からぬけだして、2人で花火が見える場所を探した。そして、花火大会の日になった。この日ばかりは里香と僕との外出を認めてくれた。里香は浴衣姿で病院から出て来た。僕はあまりのかわいさにみとれてしまった。
すると里香は
「あんまりじろじろ見ないでよ。恥ずかしいじゃない。」
と照れながら言った。
僕は、ふと我に戻り、
「ごめん。あまりに綺麗だったから。」
と言うと里香は頬をさらに赤く染めた。
そうして僕と里香は花火を見るある場所へ向かって手を繋ぎ歩きはじめた。その場所とは、花火を見るには、少し遠い場所ではあるが砲台山にした。里香にとっても、僕にとっても、思い出のある場所だから僕はここで花火を見ることに決めた。里香と僕は、砲台山に登り、砲台に座った。すると、ドーンという音とともに花火が打ち上がった。

里香は
「すごく綺麗。」
とつぶやいた。
僕は、花火に顔を照らしだされている里香の方がもっと綺麗だ。と思ったがそれはいわないでおこう。だからとりあえず僕は、
「綺麗だね。」
と言うことにした。
里香にとっては花火が綺麗と聞こえただろうけど、僕は里香が綺麗だ。という意味もこめて言った。1時間もすると花火は終わってしまった。里香はちょっと残念そうに
「終わっちゃった。でもすごく綺麗だったな。ねぇ裕一連れて来てくれてありがとう。」
と言った。
里香からありがとうなんて言葉は久しぶりに聞いた。

僕は
「また、一緒に行こうな。」
と言うと里香は満面の笑みで
「うん。」
と頷いた。
「ところで、里香。まだ花火見たい?」
と聞くと
「見えるのだったら見てみたいな。」
と里香が言ったので僕は線香花火を取出した。そうして僕と里香は寄り添って線香花火をした。里香は
「小さくても花火っていうのは綺麗なんだね。私は大きな花火もいいけどこの小さな線香花火の方が好きだな。」
と里香は言う。僕は、
「線香花火ってさ、小さくても頑張って僕らに綺麗なところをみせてくれるからさ俺も好きだな。」

とお互いしばらく花火について話し合って、線香花火は終わった。里香と手を繋ぎ病院へと歩いていく。しばらくして里香は
「今日は裕一のおかげで楽しかった。ありがとう。」と言い裕一にキスをして少し照れながら
「おやすみ。」
と言い里香は自分の病室へと戻っていく。僕は立ち尽くしていたが里香の素直なところがみえたし、なりよりも里香が喜んでくれたのが僕にとって1番嬉しいことだ。

COMMENTS

はじめまして~私は里香がと~っても大好きなんですけど画像がエラーってでてきてみれません(T_T)なんとかなりませんか?

いやー、いいっすね!まさに夏物語ですね!

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