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作:トモ月蔵さん 2006年2月14日投稿分

バレンタイン企画に投稿して頂いたSSです。

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作:ダ・メガネさん「甘いのはチョコか里香か?」

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作:戯言遣いさん 半分の月がのぼる空 one day story Vol.1・St.Valentine's Day(Side BLUE)

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作:T.Kさん 2006年2月13日投稿分

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作:戯言遣いさん 「半分の月がのぼる空 the side story ~a girl like a half moon beside me~(Part C)」

 「裕一!」
 里香は、悲痛にも聞こえる声で僕の名前を叫んでいた。
 …何で?何で里香が、僕の病室に来るんだ?
 混乱した頭で呆然と里香を見つめている僕に、里香は走り寄ってきて窓から引き離し…
 「がふっ!?」
 床に、頭から叩きつけた。
 「裕一のバカ、本当に落ちちゃったらどうするのよ!」
 僕の目に里香のクリッとした大きな瞳が映る。気のせいかな、水滴みたいな物が瞳の端にたまってる。
 里香…心配してくれたのか。最近の冷遇ぶりが嘘みたいなその里香の姿に僕は感動を覚えたのだが…
 「痛…いった…痛…」
 さっきのみゆきとの会話で一度決壊した僕の涙腺は、床に叩きつけられた頭の余りの痛さに再び決壊していた。痛すぎてリアクションすら取れない。良く見れば、里香の瞳に涙がたまってる様に見えたのは僕の視界が僕の涙で潤んでるだけだし。
 そんな情けない状態で、僕は里香に馬乗りにされ罵詈雑言を浴びせられながら僕は生死の境を彷徨っていた。こんなに一日に何度も何度も顔や頭にダメージを受け続けていたら、その内入院する理由がA型肝炎じゃなくなってしまう…。
 …あぁ、それにしても里香に馬乗りにされて罵詈雑言を浴びせられるって、もっと良いムードなら大歓迎なのになぁ…惜しいなぁ…。…いや、だからマゾじゃなくてさ。
 「裕一、聞いてる!?」
 「聞いてまふ」
 「『まふ』って何!?やっぱり聞いて無いじゃない!」
 し、死ぬ…殺される…だ、誰か…。
 「り、里香、床に強く打った頭をそんなにブンブン揺らしたら裕ちゃんもっとバカになっちゃうから、もうその辺にしとこう?」
 「…そうだね、裕一がこれ以上にバカになっちゃったら困るもんね」
 「そうだよ、バカは治らないんだからせめて少しでもこれ以上バカにならない様にしないと」
 「ちょっと待て二人共…」
 そんなにバカって言葉を女二人でラリーさせるな…。
 「うるさい」
 「裕ちゃんは黙って」
 「………」
 何でだよ?
 「里香、裕ちゃんに会いに来たんでしょ?私、そろそろ帰るね」
 「あ、うん」
 「また来るね。今度また別の本持ってくるから」
 「うん、ありがとう。またね」
 「バイバイ」
 病室を出ていくみゆきに手を振りながら、僕は里香を見てみた。
 笑ってる。
 冷戦前と変わらない満面の笑顔だ。
 …途轍もない数の疑問符が僕の頭の中に発生していた。何だ、何なんだ。何で里香は笑ってるんだ?この十日間近く今までに無い位怒って僕を無視し続けてたじゃないか。その里香が、何で突然何の前触れも無くニコニコ笑ってるんだ?
 「裕一」
 「はい」
 思わず、床に正座してしまう僕。
 「またあんな事したら、次は許さないからね」
 ………『病院のあの子』の事か。
 「…あぁ、分かってる」
 捨てられないけどさ。いや、捨てないんじゃなくてあくまでも捨てられないだけだぞ?その筈だ、うん。
 「本当にビックリしたんだから」
 「…ごめん。本当にごめん」
 僕の得意技になりつつあります、平謝り。
 「…何であんな事したの?」
 来た。
 追求が来た。
 どうする、バカ夏目がやった事だって正直に言えば良いんだろうか。でも里香は例え本当の事でも言い訳とか嫌いだし通用しないから、嘘でも良いからもっともらしい事を言って謝った方が良いんだろうか?
 「何であんな事したの?」
 黙ったままなのが良くなかったのか、里香の声の調子が低くなる。…怖っ。
 「…り、里香、あれはその、ちょっとした気の迷いというヤツで、い…いや、迷ってはいないし気は確かなんだけどあれはバカ夏目が」
 「夏目先生?何で夏目先生が出てくるの?」
 「え、い、いや…そのだって、」
 「裕一が窓から飛び降りようとした事に夏目先生がどう関係あるのよ」
 「………………………………………………………………………………………………………え?」
 三点リーダ39個分の驚きなんですけど………当社比ジャスト13倍。
 「『え?』って何よ」
 「い、いや…」
 …え、もしかして里香、『病院のあの子』より飛び降りようとした事の方に怒ってるのか?あの里香が、エロ本の事を怒ってない?
 ………いや。いやいやいや。ちょっと待てよ戎崎裕一。確かにみゆきなら時間が経ったら一発位殴られる(チョキかも)にしろ、エロ本を晒した事位水に流してくれるだろうさ。
 でもさ。
 里香だぞ?
 前に戎崎コレクションがバレた時の里香を思い出せよ。あの里香の怒り様を。
有り得ないだろ?里香が僕の病室でエロ本見付けて怒らないなんてさ。
 「何なのよ」
 追求の手を緩めない里香の顔を、恐々しながらチラッと見てみる。
 …うん、怒ってるな。怒ってるよ。目が怖いって。何か気迫すら感じるよ。目だけで気圧されるのは男としてどうなのかという疑問はこの際放っておくが、とにかく里香は怒ってる。
 …でも…何て言うか、本気で怒っては…ない?
 「…ご、ごめんごめん、ちょっと勘違いしてて…」
 順番に考えるんだ…。まず、里香がエロ本を見付けたりなんかしたら怒らない筈が無いよな。で、僕が窓から飛び降りようとした事を怒ってるとすると、さっき散々僕の頭を振ったんだから、今この場でまた飛び降りようとした事を怒ってるのはおかしい…よな。
 …って事は。
 もしかして。
 『病院のあの子』を僕が持ってる事は里香にバレて…ない?
 「飛び降りようとしたのはさ、ここ十日位里香に無視されてたのがあんまりキツかったからつい勢いでやろうとしちゃったからで…」
 考え事しながら喋るなんていう慣れない事をしたせいで、思わず格好悪い本音が出てしまった。
 あ、でもこれで何で里香が僕を無視してたのか分かるじゃないか。…いやちょっと待て、もしかしたら里香は寛大にもこの十日間でエロ本の事を水に流してくれたのかもしれないじゃないか。しまった、蒸し返しちゃった!?
 「あ、そ、それは…あの…」
 だけど、てっきり今以上に怒り出すと思った僕の予想とは全く違った様子を里香は見せた。
 あの里香が、どんなに失礼で普通言わない様な事でも何でもズバズバ言うあの里香が、僕の質問に答えるのに困っていた。質問を質問で返されるのも嫌いなあの里香が。僕がたまに正論や答えにくい事を訊いても怒ったり不機嫌になるあの里香が。
 でも、この反応で僕は確信した。
 『病院のあの子』の事は、里香にバレてない!
 それは僕に途轍もない安心感をくれる事実だった。おい戎崎裕一よ。やったな戎崎裕一よ。これで『病院のあの子』はお前の物として安泰だ戎崎裕一よ。
 「やった…!」
 「え、何?」
 「いやいや何でも無い何でも無いから気にするな」
 「…変なの、棒読みでガッツポーズまでして」
 「こっちの話だって、こっちの。気にするなって。それよりさ。何でいきなり無視してたんだよ。正直言って、本気で嫌われたと思ってかなりヘコんでたんだぜ?」
 うはは、気分が良いと恥ずかしいセリフでも素直に言えちゃうな。やっぱりちょっと恥ずかしいけどさ。
 「あの…それはその…」
 「耳栓三つも使って無視してさ。何かよっぽどの事があったんだろ?」
 うはははは、里香が困ってる所なんて珍しいし、たまには僕の方から追求してもっと困らせてみよう。困った顔も可愛いし。にしても、本当に珍しいよ、里香が困ってるなんて。…って、あれ?良く見たら顔赤いな。耳まで赤いや。そんなに困ってるのか。
 「そ、その…あ!そう、ママとちょっとケンカして!」
 「何だよ『あ!』って。っていうか嘘だろ?無視され始めてから亜希子さんに聞いたけど、ここんとこずっとお母さん忙しくて来れて無いらしいじゃんか」
 「うっ……あ!そう、最近読んだ本の終わり方が納得いかなくて…」
 「お前が最近読んでた本も亜希子さんから聞いたけど、あの…何だったっけ、あぁそうだ『生協の黒石様』だっけ?あの本は終わり方も何も無いだろ」
 「…裕一、絶対わざとタイトル間違えてるでしょ…」
 「タイトルなんて別にどうでも良いんだって。…っていうか、今そう言うって事は読んでるの認めたって事だよな」
 「うっ…」
 あからさまに嘘をついてる上に、本当の事を隠すならともかく誤魔化したりするのが下手な里香はもうボロを出しまくっている。もう一押しだ。
 「なぁ、別にもうどんな理由でも怒ったりしないからさ、その代わりって訳じゃないけど、ちゃんと理由を教えてくれよ。でないとやっぱ気になるんだよ」
 「…うぅ~~」
 あれ、真っ赤っかになった。うわ、メチャクチャ可愛いぞ…カメラで撮りたいな…。
 ………って。そうじゃないだろ。
 「…言いたくない…裕一には言いたくない…」
 「は?何で?」
 「どうしても!どうしても言いたくないの!」
 「何でだよ、言ってくれよ!気になって仕方無いだろうが!」
 「だって恥ずかしいんだもん…」
 里香は両頬に手を当てて、真っ赤っかになった顔を所在なさげに小さく振っていた。何というか、そういう一動作一動作全部が可愛い。反則だ。何となく、友達が家で飼ってたハムスターが顔の毛繕いをしてるのを思い出した。あの微笑ましい感じ。
 「恥ずかしいってよく分からないけどさ、怒らないしバカにしないし誰にも言わないからさ」
 食い下がる。最初は意地悪してやろうって気持ちだったのが、既に絶対聞き出してやろうっていう意固地な気持ちに変わっている。
 「だから、裕一に知られるのが恥ずかしいの!」
 「だからそれは何でなんだよ?」
 「う~~、もう、何でそんなに気にするのよ…」
 「いや、だってそれはお前…」
 「だって何?」
 僕が一歩引いたのをチャンスと見たのか、里香が突っ込んできた。僕は躊躇いつつ、でも、答えを知る為、良い機会なんだと自分に必死に言い聞かせ、
 「だって、自分の好きな女の子に十日間も無視されたら誰だってその理由は気になるから…さ」
 一世一代とは言わないが、この僕、戎崎裕一としては最上級にストレートな気持ちを、何とか噛まずに口にした。
 途端。
 真っ赤っかだった里香の顔が、更に真っ赤になった。
 その時の里香の表情を、僕は良い意味で死ぬまで忘れないと思う。
 目は驚きと嬉しさがない交ぜ、口元は何かを言いたげなんだけど微かに開かない、言葉では表現出来ない、とても微妙で、でもとても嬉しそうな表情。
 僕は里香を見。
 里香は僕を見ていた。
 真っ直ぐに、見つめ合っていた。
 長くは無く、だけど決して短くは無い間をおいて、里香が口を開いた。
 「…裕一ってさ、ずるいよね」
 「ずるい?」
 心外だ。
 「うん。いつもは適当な事しか言わないのに、たまーに本当の事言ったり、凄い事したり、嬉しい事言うんだもん」
 「何だよそれ、それだとお前はいっつも本当の事言ってて凄い事してて俺を喜ばせる事言ってるみたいじゃないか」
 「そうだよ」
 そう言って、里香は真っ赤っかな顔のままあはは、と笑った。つられて、僕もうはは、と笑った。何その笑い方、と里香はまた笑った。またつられて、僕ももっと笑った。狭い病室に、二人の笑い声が響いていた。悪くない合唱だな、と、僕はガラにも無く思った。
 「…あのね」
 「うん?」
 里香は不意に笑うのを止めて、まだ赤い顔のまま、呟く様に言った。
 「無視したくてしてたんじゃないの。本当は裕一と話したりしたかったんだけど、どうしても出来なかったの」
 「…何で?」
 「…頭が痛かったの。吐き気もするし体はしんどいし、話したりするのも億劫になっちゃって」
 「おいおい、まさかまた心臓が…」
 冷や汗が出かけた僕の心配を、里香は首を横に振って否定した。
 「心臓は大丈夫。調子は良いから」
 「じゃあ何で体調が悪くなるんだよ…?」
 「誰でもそうらしいの。でも私初めてだったし、始まっちゃうと体調が悪くなる事も知らなかったからイライラしてたの」
 「勿体付けないで教えてくれよ、一体何なんだよ?」
 「………いり」
 「え?」
 「生理が…来ちゃったの」
 「………え?」


To be continude….

作:秋桜さん 2006年1月22日投稿分

少し前に里香は
「花火を見てみたい。」 と言っていた。
僕はその言葉を聞き里香を花火大会に連れて行ってあげようと決めた。しかし、花火大会までには少し日にちがあった。僕は花火の見えるいい場所を探すことにした。夜になれば病院からぬけだして、2人で花火が見える場所を探した。そして、花火大会の日になった。この日ばかりは里香と僕との外出を認めてくれた。里香は浴衣姿で病院から出て来た。僕はあまりのかわいさにみとれてしまった。
すると里香は
「あんまりじろじろ見ないでよ。恥ずかしいじゃない。」
と照れながら言った。
僕は、ふと我に戻り、
「ごめん。あまりに綺麗だったから。」
と言うと里香は頬をさらに赤く染めた。
そうして僕と里香は花火を見るある場所へ向かって手を繋ぎ歩きはじめた。その場所とは、花火を見るには、少し遠い場所ではあるが砲台山にした。里香にとっても、僕にとっても、思い出のある場所だから僕はここで花火を見ることに決めた。里香と僕は、砲台山に登り、砲台に座った。すると、ドーンという音とともに花火が打ち上がった。

里香は
「すごく綺麗。」
とつぶやいた。
僕は、花火に顔を照らしだされている里香の方がもっと綺麗だ。と思ったがそれはいわないでおこう。だからとりあえず僕は、
「綺麗だね。」
と言うことにした。
里香にとっては花火が綺麗と聞こえただろうけど、僕は里香が綺麗だ。という意味もこめて言った。1時間もすると花火は終わってしまった。里香はちょっと残念そうに
「終わっちゃった。でもすごく綺麗だったな。ねぇ裕一連れて来てくれてありがとう。」
と言った。
里香からありがとうなんて言葉は久しぶりに聞いた。

僕は
「また、一緒に行こうな。」
と言うと里香は満面の笑みで
「うん。」
と頷いた。
「ところで、里香。まだ花火見たい?」
と聞くと
「見えるのだったら見てみたいな。」
と里香が言ったので僕は線香花火を取出した。そうして僕と里香は寄り添って線香花火をした。里香は
「小さくても花火っていうのは綺麗なんだね。私は大きな花火もいいけどこの小さな線香花火の方が好きだな。」
と里香は言う。僕は、
「線香花火ってさ、小さくても頑張って僕らに綺麗なところをみせてくれるからさ俺も好きだな。」

とお互いしばらく花火について話し合って、線香花火は終わった。里香と手を繋ぎ病院へと歩いていく。しばらくして里香は
「今日は裕一のおかげで楽しかった。ありがとう。」と言い裕一にキスをして少し照れながら
「おやすみ。」
と言い里香は自分の病室へと戻っていく。僕は立ち尽くしていたが里香の素直なところがみえたし、なりよりも里香が喜んでくれたのが僕にとって1番嬉しいことだ。

作:9-505さん 「温泉旅行」

454 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/02(日) 22:07:24 ID:G4a3Dzmj
>>453
描いてくれ!三万!三万やるから!超肉たのむ!三万やるから!
505 名前: 非エロですが [sage] 投稿日: 2005/10/03(月) 23:56:34 ID:FDiHr9OD
「な、なんで!」
「そっちこそなんでここに居るのよ。こっち見ないで!」里香が叫ぶ。
僕は混乱していた。確かに受付で、「お二人でごゆっくりして下さい。」と言われたけど、混浴だなんて聞いてないぞ。
必死に二人分の旅行費を夏のアルバイトで稼いできたというのに、これじゃあまた里香に嫌われてしまうじゃないか。
わたわたとあわてて「オ、オレ、後でまた入りなおすわ。」と言って出ようとしたとき、「待って。」と里香に引き止められた。
「え?」と湯船に足をかけた状態で固まっている僕に里香がこちらを向かずに言った。
「ゆっくり温まらないと風邪ひくよ。」
「いいの?一緒に入ってて。」
「しょうがないでしょ。裕一、お風呂に入っちゃったんだし。」
「じ、じゃあ。」風呂の中に戻る。ちらりと里香の方を見る。一瞬だったが、胸元までバスタオルを巻いた里香の肌は桜色をしていた。
「こっちジロジロ見ないで!」怒ったような、恥ずかしそうな声で里香が言う。
「ゴメン。」と言って里香がもたれている岩の反対側に同じようにもたれる。
「裕一はよく温泉に来るの?」
「あんまりこなかったなぁ。子供の頃何回か来た程度かな。里香は?」
しまった、と思った。お父さんや里香の病気で来られるはずはないのに、訊いちゃいけないことを訊いてしまったようで、あわてて話題を変えようとした。
「あ、あのさ里香・・・」
「家族で何回か。」
「え?」
「温泉旅行のこと。」
「あ、そうなんだ。」
「湯治がてら、お父さんとお母さんと3人でときどき来てたなぁ。お父さんがいなくなってから、私が病気になっちゃってからは来なくなったけど。でも楽しかったよ。お父さんたら・・・」
それから里香の思い出話で花が咲いた。お父さんが手を合わせて水鉄砲にし、お湯のかけ合いをしたことや、お父さんの背中を洗ったとき、広く感じたことなんかを教えてくれた。
僕は子供の頃、泳いで他のお客さんに怒られて、親父と一緒に謝ったことなんかを話した。
話が途切れて、ふと上を見上げると、湯気越しに夜空が広がっていた。
「いい天気だね、里香。星が見えるよ。」
「本当だ。あ、裕一、あっちにはお月様も見えるわよ。」
里香の示す方を見ると、半分の月がのぼっていた。


僕達は、温泉から上がって、浴衣で部屋に戻った。
和室の部屋には、布団がもう敷いてあった。
大きな布団がひとつに枕が2つ並べて置かれていた。
ちょっと待ってください。確かに里香とは付き合ってますが、いきなりこれはないでしょう。
「ゴメン。仲居さんにもう一組布団を敷いてもらうように言ってくるね。」
「いい。」
「え?」
「裕一と一緒でいい。」
僕の浴衣の袖を握って、里香が言った。頬がほんのり桜色になっているのは、風呂上りのためだけじゃないと思った。
「あの、それじゃあ一緒に寝るってことになるんですけど。」何故か敬語になってしまう。
里香は何も言わない。ただすこし頷いただけだった。

灯りを消して、並んで横になる。右側に僕、左側に里香が寝た。僕は緊張しながら、里香の左手を握った。
すると里香が僕の右手を握り返してきた。
「里香」
返事はない。ゆっくりと里香の方を見る。里香が僕の方を見ていた。月明かりに照らされて、里香の瞳がうるんでいるように見えた。
そのまま顔を近づけて、くちづけをした。里香も緊張しているようだ。僕だってそうだ。初めてなんだから。
里香を不安させないように、僕が里香に重なるようゆっくりと姿勢を変えていく。
そして、里香の浴衣をそっと脱がせていく。腰紐をほどき、浴衣の前をはだける。
「あんまり見ないで。」里香が恥ずかしそうに言う。
「手術の跡が。」
「そんなの気にならないよ。きれいだよ。」
本心だった。確かに胸の真ん中を分けるように、手術の跡があったけど、裸の里香も綺麗だった。
その跡をなぞるように僕はくちびるを這わせた。
「うン!」
里香がくすぐったいような声をあげる。
そして僕は里香の・・・


これ以上はこの板じゃまずいわな。あとは妄想で補完して下さい。

最初は非エロの後編を考えていたんですよ。こんな感じです。

部屋に戻ると、一人一人の布団があって、それぞれの布団に入るんです。
裕一は里香と一緒に旅行できたことにとても幸せを感じているんですが、疲れが出たせいか、さっさと寝ちゃうんです。
で、里香は裕一からなにかアプローチがあると思って、目をつむり寝たふりをしてたんですが、裕一が本当に寝ちゃったんで、一人どきどきしてたことがばからしくなり、「裕一のバ~カ」とつぶやいた後、面と向かっては言えない感謝の気持ちを「ありがと」と寝ている裕一にいって眠りにつきます。
翌朝、ちょっと不機嫌な里香と幸せ一杯だけど何故里香が不機嫌なのか分からない朴念仁の裕一が旅館のチェックアウトをします。
帰る途中、一生懸命機嫌をとろうとしている裕一の姿に、思わず笑ってしまう里香と、なんとか機嫌を取り戻した里香に安心する裕一は、次にどこへ行こうかと話し合うところでこの話は終わりだったんです。

作:戯言遣いさん 「半分の月がのぼる空 the side story ~a girl like a half moon beside me~(Part B)」

 灰塵に帰した数百冊に及ぶ多田コレクション唯一無二最後の生き残りにして最強(最兇)の一冊。
 それが『病院のあの子』だ。
 タイトルもさる事ながら、表紙の女の子は腰までじゃないけど黒の長髪、髪の左側だけ髪留め、青っぽいパジャマ、顔立ちは少しきつめで目はパッチリ、雪みたいな美白肌にB89/W63/H93のないすばでぃ、趣味は読書で好きな作家は宮沢賢治、特に『銀河鉄道の夜』がお気に入りでセリフは暗唱出来る程、好きな果物はオレンジな相葉梨花ちゃんだ。ちなみにタイトルに『あの』と付いてだけあってこのエロ本、相葉梨花ちゃんしか出て来ない。
 スリーサイズを除いて、相葉梨花ちゃんと外見的特徴も内面的特徴もとてつもなくどこまでも似ている気がしなくもないんじゃないかと思う女の子が伊勢生まれ伊勢育ちの僕の数少ない知り合いの中に約一名、該当者として存在している気がするのはきっと気のせいじゃなくて気のせいだと僕が思い込みたいだけなんだろう。
 …え?何でそんなに詳しいのかって?そんなの決まってるじゃないか。
 「ねぇ、相葉梨花ちゃん」
 僕はただ単にこの膝の上に乗っている『病院のあの子』の相葉梨花ちゃんのプロフィールページを読んだだけなんだから。
 縦に裂いた上に焼いた?出来る訳無いだろ、ここまで里香そっくりな女の子が表紙の本に、そんな事。ヘタレだと笑うなら笑え。もう仲間入りさせようって気力すら起こらないからさ。
 「…多田さん…何で入院しててこんなエロ本持ってられるんだよ…」
 僕が焼いた多田コレクションの中に病院物(ナースとか)のエロ本が無かったのは、これがあったからなんだろうか。確かにこの一冊あったら病院物のエロ本は不要だろう。相葉梨花ちゃんは本の中で『入院中にイタズラで着てみました』って感じでナース服を着て写ってる写真が大量にある上、メインの儚げな入院姿に加えて他にも数多くの色っぽい服装(断言するけど、絶対入院患者は着ない。同じ
く入院患者の僕が言うんだから間違いない)の相葉梨花ちゃんが、総計479ページに渡ってこちらに天使の様な微笑みを向けている。
 これだけ色んなコスプレしてて、何でタイトルが『病院のあの子』なんだよ。それが僕の偽らざる本音だった。まぁ、答えは『エロ本だから』で終わりそうだけど。
 って言うか、こんなエロ本、コレクションの中にあったのか。焼いてる時に見た覚えが無いから、多分ダンボール箱の下の方にあったんだろうな。で、夏目がそれを見つけてちょろまかしたと。
 「何でちょろまかしてるんだよ…」
 医者である前にやはり男だという事だろうか。見かけが良くて腕の良い医者で収入も良くて喧嘩も強くても、所詮は男だという事なのか。男は本能とか性欲って物には勝てないって事なのか。
 ………真理だ…不変の真理だ…。
 僕は大して高くも無い天井を仰いでそう思った。
 多田さん。アンタが死ぬ間際に亜希子さんに言い残してエロ本を僕に託したのは何の為だったんだよ。単純にエロ本を捨てられたく無かっただけにしか思えないのは、亜希子さんの言う通りアンタがただのエロじじぃにしか思えないのは、僕の器が小さいからなのか?
 …まさか多田さんが死んだのって、この本が里香にバレたからじゃないだろうな…。退屈で人間界にやってきた死神が退屈を紛らわしたいが為に落とした洒落にならない死のノートを使って発作を起こさせて…!
 「…それは里香に借りたマンガのネタだって…」
 あのマンガ面白いんだけど、正直僕の頭じゃ最近の話の展開に付いていけてないんだよな。あいつら頭良すぎだって。亜希子さんもゴチャゴチャしてきて面白くなくなってきたって言ってたし。里香はまだまだこれからだって反論してたけど。やっぱり僕は幽霊が斬れる刀持ってる死神とかエクソシストとかアメフトのマンガの方が好きだな。
 「………はぁ」
 今は楽しい筈のマンガすらどうでも良い…。
 亜希子さん、話の後結局一言も話さないで出て行っちゃったよな。どうしたんだろ?まぁ、考えても分かる訳無いし耳栓発覚で里香の所に行く勇気も無くてする事が無いから僕はこうして相葉梨花ちゃんの笑顔を見て惚けてる訳だけど。願わくば、亜希子さんがバカ夏目をボコボコにして里香に全ての事情を説明させて冷戦を終結へと導いてくれん事を。
 ごめんなさい、ヘタレの僕にはもう他力本願しかありません。
 『病院のあの子』をベッド横の棚に巧妙に隠して、僕は頭から布団を被って眠る事にした。まだ昼だけど、どうせ起きてたって良い事無いんだし、ふて寝ってヤツだ。耳栓攻撃で受けた精神的ダメージのせいで疲れてるし、眠気はすぐ来るだろうし。
 チラリと見た時計は、一時半。多分起きたら夕食の時間だろう。あぁ、でも今寝たら夜寝れないかな。でもまぁ、いっか。
 そんな事を考えながら、僕は眠りに落ちた。

    *

 マスカラスの華麗なフライングクロスチョップ。
 その一撃を受けた僕は、リング中央からコーナーへ吹っ飛ばされる。何とか倒れずに済んだけど、視界が揺れる。流石はマスカラス、ダメージは大きいみたいだ。
 僕がもたついてる間に、マスカラスは僕の肩に座った。ちょうど、僕がマスカラスを肩車してる格好になる。マスカラスは、その逞しい右腕を真上に高々と振り上げ、僕の顔に空中元彌チョップを繰り出した。
 マスカラスはいつの間にか和泉元彌になっていた。
 あの妙に張りのある声で技の名前を連呼しながら空中元彌チョップを繰り出してくる。くそ、和泉元彌なんてエセプロレスラーがしゃしゃり出てくるなよ!僕はマスカラスと闘ってるんだよ、駐車違反で捕まる様なマザコンバカはお呼びじゃないんだ!
 僕はプロレスを愚弄してるとしか思えないエセプロレスラーに対する内から湧き上がる怒りを込めて、足を掴んでリングに叩きつけた。情けない声で苦しげに呻く和泉元彌にそのまま跨ってマウントポジションを取り、今度は僕がチョップを繰り出す。よし、効いてるぞ、顔が苦しげに歪んで…無い?あれ?気持ちよさそうに笑ってる?痛くないのか?そんな訳無いだろ?何で?マゾ?
 そう考えた瞬間、右足を掴まれてひっくり返され、今度は逆に僕がマウントポジションを取られてしまう。僕に跨ったレイザーラモンは、決めポーズと決めゼリフを悠々と披露しながら観客の大歓声に応えていた。
 今度は和泉元彌からレイザーラモンになっていた。
 っていうかちょっと!?レイザーラモンはマズいって!今はこんなだけどこの人、D志社大学商学部推薦入学でしかもレスリングのヘビー級学生チャンピオンの経歴なんだって!和泉元彌なんかと違って、本当の本当に強いんだよ!
 しかもその実力に加えて、目の前にはレイザーラモンの売りである股間が惜しげもなく広がっている。ちょ、マジで止めて!
 反撃する気力すら起こらない僕に、レイザーラモンは容赦なくチョップを打ち込んでくる。額が割れそうな位痛い。頭がぼうっとする。
 しばらくチョップを受けていると、レイザーラモンが何かを叫んでいる事に気付いた。
 起きろ!と。
 ………起きろ?
 額の痛み。それとさっき以上に近寄って来た股間が、急速に僕の意識をハッキリさせていく…。

    *

 「もう、起きてよ裕ちゃん!」
 「れ、レイザーラモン!?」
 殴られた。グーだった。目の前に迫り来る股間の恐怖で目が覚め、上半身が起き上がった所に、鼻筋をえぐるグーパンを叩き込まれた。
 「誰がレイザーラモンよ!」
 「ちょ、ッ!?ぅお、痛、痛!?」
 「誰がレイザーラモンよ!」
 「み、みゆき…?おま、女の癖にグーパンって…いった…マジ痛…」
 さっきまでとは違う意味でベッドの上を転げ回る。石が積まれた川が見える。まさか病院、それも病室の中で死にかけるなんて思って無かったぞ…。
 「自業自得よ」
 100%お前がやった事だろうが!
 そう言ってやりたかったが、言ったら次はチョキが飛んでくる。みゆきの腰に載った手がチョキだから分かる。明らかに攻撃待機中だ。失明したく無い僕は、正しく賢明な判断を下した。
 「…一体何の用だよ?っつーか今何時…」
 二時半ちょっと過ぎだった。一時間位しか寝て無いじゃないか…。まぁ、夢のせいで疲れ果ててるし、あのまま夢を見続けてたらトラウマになる所だったから良しとしよう。
 「ん」
 みゆきが差し出した左手には、束になったプリントがあった(右手はまだチョキ。怖い)。
 「…何、これ」
 受け取りながらそう言ったが、一目見ればそれが学校を休んでる間にたまったプリントなのはすぐに分かった。
 「うへぇ…お前、何でこんなの持ってくるんだよ…」
 いつぞやのレポートの時と同じく、保健体育のプリントまである(保健のプリントのテーマは『葛藤』だった)。
 みゆきはムッとしながら、
 「だってどうせ裕ちゃん、プリント渡したってぐちゃぐちゃにして無くしちゃうじゃない。だから最初から整理して無くさない様にしてあげたのに」
 「あ、いや、そういう意味で言った訳じゃなくて。…ゴメン、サンキュー」
 「ん」
 とりあえずでも感謝の気持ちを述べると、みゆきは意外な位あっさり引き下がった。…嫌な予感がする…。
 「ところで裕ちゃん」
 ほら来た。やっぱり来た。何が『ところで』だ。
 「何だよ」
 「何で里香が怒ってるの?」
 「は?」
 「何で里香が怒ってるの?」
 「え、うん?いやいや、怒ってなんか無いぞ?うん、怒ってなんか無いって!ハハ、何言ってんだよ、みゆ…」
 ガシッと、襟首を掴まれた。
 「話しなさい」
 「はい」
 ヘタレ、ふぉ~~………。

    *

 「成る程ね…」
 何とかエロ本や多田コレクションの事は僕の全能力を発揮して伏せつつ、理由を説明した。
 にしても、本気にヘコむ。みゆきですら、僕の話が出た途端に里香は無視したそうだ。まさか、みゆきにまでそんな事をするとは…。
 「でも、そんな理由があるならその先生から里香に言ってもらえば良いじゃない、裕ちゃんは何もしてないって」
 「お前はバカ夏目を知らないからそんな事言えるんだよ…あいつがそんな事してくれる奴なら、初めからそうしてるって…」
 医者の事をバカとかあいつって呼ぶ僕にみゆきは眉をひそめているが、冷戦状態の理由が理由なだけに、咎めてはこない。
 「じゃあ直接病室まで行って説明すれば…」
 「硬式球投げつけられた」
 「………。あ、確か里香って病院の中散歩してるんだったよね!そこで話し掛ければ…」
 「耳栓三つ入れて完全防音で無視された」
 「………。じ、じゃあ、あの谷口さんってちょっと怖い看護婦さんに助け船出してもらえば…」
 「里香は亜希子さんも無視した」
 「………」
 「………」
 沈黙。
 「裕ちゃん」
 「何だよ」
 「諦めよっか」
 みゆきは、不自然極まりない同情の愛想笑いを浮かべていた。極寒の極地の中で仲間に『暑いな』と嘘を言って励ます時位にしか使わない様な、そんな作り笑いだった。
 「………」
 「あ!?ちょ、ちょっと裕ちゃん、本気で泣き出さないでよ!」
 「…みゆき…」
 「な、何…?」
 「日本の人口って一億三千万人位だったよな?」
 「え?う、うん…そうだけど…」
 「その内半分は女だよな?」
 「正確には男の人の方が約五百万人位多いね…」
 「がーー!!」
 「え?な、何?何なの!?」
 「って事は俺は、彼女が100%出来ない五百万人の内の一人なんだーー!!」
 「………」
 もう僕が里香以外の女の子を好きになるなんて不可能なんだ…なのに…なのに…。
 「もう死ぬ…死んでやる…」
 窓枠に手をかけ足をかける。
 「ゆ、裕ちゃん!早まらないで!」
 「離せみゆき、離せーー!!」
 山西、今ならお前の気持ちが理解出来る!
 「裕一!」
 「誰にも俺は止められない!俺は死ぬ!」
 「裕一!」
 ………あれ?みゆきって、僕の事呼び捨てにした事あったっけ?それに声も何か違う…
 「裕一!」
 振り向いた。ドアが開いていた。
 秋庭里香が、そこに立っていた。



To be continude….

SS

秋庭里香同盟に投稿して頂いたSSです。

感想はこちらか、各SSのコメント欄にお願いします。
各職人さんたちのモチベーションにもなり、それらは新たな作品へと繋がるのでそういった下心も持ちつつ、是非感想お願いします。

また挿し絵も随時募集中ですのでよろしくお願いします。


作:秋桜さん
2005年12月29日


作:秋桜さん
2005年12月31日


作:秋桜さん
2006年1月6日


作:秋桜さん
2006年1月22日



作:戯言遣いさん
「半分の月がのぼる空 the side story ~a girl like a half moon beside me~(Part A)」
2006年1月2日


作:戯言遣いさん
「半分の月がのぼる空 the side story ~a girl like a half moon beside me~(Part B)」
2006年1月6日


作:戯言遣いさん
「半分の月がのぼる空 the side story ~a girl like a half moon beside me~(Part C)」
2006年1月30日


作:戯言遣いさん
半分の月がのぼる空 one day story Vol.1・St.Valentine's Day(Side BLUE)
2006年2月14日
バレンタイン企画


作:戯言遣いさん
半分の月がのぼる空the strange side story Ⅰ~メイド里香~
2007年3月25日



作:T.Kさん
2006年2月13日
バレンタイン企画



作:ダ・メガネさん
「甘いのはチョコか里香か?」
2006年2月14日
バレンタイン企画



作:トモ月蔵さん
2006年2月14日
バレンタイン企画



作:ぴーわんさん
「春の1日」
2006年3月2日



作:Ξキソケさん
「淫らな月が上る空~里香の変なおつかい~」
2006年5月22日
※18禁


作:Ξキソケさん
「淫らな月が上る空~里香とオリジナル戎崎コレクション~」
2006年5月26日
※18禁


作:Ξキソケさん
「淫らな月が上る空~里香とバイトと巫女装束~」
2006年5月27日
※18禁


作:Ξキソケさん
「半分の月はいつもそこにある~誰かの事を考えて眠れない夜~」
2006年8月15日
※18禁


作:Ξキソケさん
「ハーフムーンイーター:前編」
2006年9月24日
※18禁


作:Ξキソケさん
「ハーフムーンイーター:後編」
2006年9月26日
※18禁


作:Ξキソケさん
「快感とスリルの間」
2007年01月08日
※18禁


作:Ξキソケさん
「二人と、看護婦だけの秘密」
2007年01月08日
※18禁


作:Ξキソケさん
「淫らな月がのぼる空 ~君が笑うと嬉しくて~前編」
2007年01月11日
※18禁


作:Ξキソケさん
「淫らな月がのぼる空 ~君が笑うと嬉しくて~中編」
2007年01月12日
※18禁


作:Ξキソケさん
「淫らな月がのぼる空 ~君が笑うと嬉しくて~後編」
2007年01月17日
※18禁


作:Ξキソケさん
「~これからずっと、いっしょに~ 前編」
2007年04月05日


作:Ξキソケさん
「~これからずっと、いっしょに~ 中編」
2007年04月05日


作:Ξキソケさん
「~これからずっと、いっしょに~ 後編1/3」
2007年04月17日


作:Ξキソケさん
「~これからずっと、いっしょに~ 後編2/3」
2007年04月27日


作:Ξキソケさん
「~これからずっと、いっしょに~」
2007年08月05日



作:ハンザイシャさん
「ふたり」
2007年03月01日


作:ハンザイシャさん
「ふたり(続き)」(途中から18禁)
2007年03月14日


作:ハンザイシャさん
「一日」(18禁)
2007年04月06日



作:安自矢意さん
「戒崎夫婦結婚目前破局事件」プロローグ
2007年03月03日


作:安自矢意さん
「戒崎夫婦結婚目前破局事件」第1話
2007年03月14日


作:安自矢意さん
「戒崎夫婦結婚目前破局事件」第2話
2007年03月18日


作:安自矢意さん
「戒崎夫婦結婚目前破局事件」第3話
2007年03月18日


作:安自矢意さん
「戒崎夫婦結婚目前破局事件」第4話
2007年04月15日


作:安自矢意さん
「戒崎夫婦結婚目前破局事件」第5話
2007年05月04日


作:安自矢意さん
「戒崎夫婦結婚目前破局事件」第6話
2007年05月14日


作:安自矢意さん
「戒崎夫婦結婚目前破局事件」最終話
2007年06月01日


作:安自矢意さん
ミリオンHITおめでとう小説「半月錬金アフター」
2007年06月01日


作:安自矢意さん
「『秋 ~fall days~』 前編」
2007年11月14日


作:安自矢意さん
「君と僕とコタツと蕎麦と」
2008年01月12日



こちらは2chに投下された神作品です。
別の人のレスも混ざってたりしますので、その辺りは推して察して下さい。

作:6-238さん 「一日メイド里香」

作:9-505さん 「温泉旅行」

作:9-821さん 「里香がもしウェディングドレスなんて代物を装備したら……」

作:秋桜さん 2006年1月6日投稿分

里香と話していると時間はあっという間に過ぎてしまう。里香は僕のつまらない話を真剣に聞いてくれるようになったし、笑顔を見せてくれる回数も増えた。里香も話してくれることも増えた。たまに怒らせてしまったりして、みかんを投げられたりすることもある。そういうときの時間は長く感じるのに里香といられるだけでなんか幸せな感じになれる。里香と話していてつい抱きしめたくなるときがある。
前に一度抱きしめたことがある。里香は怒ると思ったけれど里香は驚いていたけどなにも言わず静か僕に抱きしめられていた。何日かすると、里香から抱きついてきた。僕は、
「里、里香」
と言い驚いたがやはり他にはなにも言わなかった。それは、僕がそうだったように、そういう気持ちのときもあるからだ。日にちが経過するにつれて抱く回数は増えていったが、キスの回数は砲台山の一度だけだ。そして今日は、里香と屋上に来ている。夜だ。風が冷たい。でも空には半分の月の明かりが僕らを照らしてくれている。
僕らは、寄り添い話している。
「寒いね」
とか
「星が綺麗だね」
とかしかたないことばかり言い合っていた。あまり外にいると里香の身体にも悪い。だから里香に
「もう、戻る?」
と聞くと
「もう少しだけいたい」
と言ってきたからもう少しいることにした。それから僕は里香をずっと見つめていた。里香はしばらくして僕に気付いた。里香は少し照れて僕を見た。里香が
「裕一、どうかしたの」 と言った瞬間僕は里香にキスをした。いきなりのことに里香は驚いたみたいだったけれど、すぐに落ち着いてキスを続けた。
里香とずいぶん長い時間キスをしたけれど、僕にとっては短いようにも思えた。この出来事以来、僕らはキスの回数も少しずつ増えて幸せ時間も増えた。でも里香にはすぐ近くに死があり、短くとも長い時間を生き続けている。僕はいつかやってくる里香の死。少しでも多くの幸せと笑顔の思い出を里香に。

作:戯言遣いさん 「半分の月がのぼる空 the side story ~a girl like a half moon beside me~(Part A)」

半分の月がのぼる空 the side story ~a girl like a half moon beside me~(Part A)


 夏目吾郎は、大人だ。正確な歳なんか知らないけど、とにかく大人だ。
 さて、例のフィルムの一件で助けてもらってから夏目の事を『夏目先生』と呼ぶ事にしていた僕が何故また今、フルネームで呼び捨てにしているのか?
 理由は簡単だ。
 あのバカ医者のせいで、僕と里香が二度目の、それも、かなり深刻な冷戦状態に突入してしまったからだ。
 勿論今回も里香の怒りが頂点に達しての冷戦で、しかも、今回の里香の怒りようは前回の比じゃなかった。何とか話をしようと里香の病室に行ったのだが、いつの間に、というかどこから調達してきたのかも知る由は無いが、部屋に顔を出した僕に向けて里香はいつもの蜜柑では無く、別の物を投げつけてきた。
 野球で使う硬式球を、だ。
 いくらそんなに頭が良くない僕だって学習能力って物があるから、蜜柑攻撃はあるだろうと予想していた。だけど、硬式球は完全に予想外だった。かなり痛かった。
 念の為に言っておくけど、軟式球と硬式球じゃ当たった時の痛さが全然違う。
まして、蜜柑と硬式球じゃそりゃもう天と地程も違う。しかも里香が狙って投げてくるのは顔で、里香は健気にも体力を戻す為に毎日休む事無く病院内を歩き続けているから最近は割と元気なのだ。手術前後の体調が思わしくなかった時の非力な里香の蜜柑攻撃なんて、可愛い物だったんだ。
 そうして僕は、硬式球攻撃の猛威の前に、敢えなく里香の病室から退散した。
ヘタレだと笑うなら僕の所に来い。硬式球の恐ろしさをたっぷりと味わわせて、ヘタレの仲間入りさせてやる。
 とは言え、仲直りを諦めるつもりは小指の甘皮程も無かった。
 里香は冷戦状態に入ってからも毎日の散歩だけは欠かしていないと亜希子さんが珍しく親切に(多分余りにも僕が惨めすぎたからだ)教えてくれたので、早速僕は屋上に続く階段の所で里香を待ったのだが…来ない。三日程待ち続けて一度も来ないので、もしかしたら亜希子さんに一杯食わされたんじゃないかと思って亜希子さんにそう言ってみた所、心外そうな顔(怖かった)をして、散歩コースを変えた可能性を示してくれた。
 なるほど、確かにその可能性は大いにありそうだった。僕とは顔を会わせたく無い、でも散歩はしようと思うならそうするだろう。…とてもとても悲しい事だけど。
 病院という場所は入院患者にしても見舞い客にしても行く所が限られるので、何の根拠も無くそんなに広くない気がする。だけど、それは勘違いだ。僕自身、無意識の内にそう思っていたんだけど、里香を探そうと病室内を歩き回って初めて、病院が恐ろしく広い場所だという事に気付いたのだ。
 はっきり言って、こんな広い場所のどこを散歩しているか分からない里香を見付けるなんて不可能だ。広すぎる。その上、里香が散歩する時間も限られてる訳だし。
 それでも里香に会いたいという一心で必死に歩き回ったのだが、三日目の捜索を終えた所で、遂に諦めた。ヘタレだと笑うなら僕の所に来い。病院内を歩き回させてどれだけしんどいかを体感させてヘタレの仲間入りさせてやる。
 当たり前の事だけど、里香の病室前で待っていれば散歩しようと出て来る所で話し掛けられる。それが一番確実で簡単だ。…分かってる、あぁ分かってるさ。
でも仕方無いだろ、部屋の前で待ってたら里香が気付いた瞬間ドアの向こうから硬式球が飛んでくるのは目に見えてるんだから…。
 だけど結局、僕は里香の病室前で里香を待つ事にした。硬式球攻撃か里香と仲直り出来ないの、どっちの方が嫌かなんて、最初から天秤に乗る様な問題じゃないのだ。
 …とは言え、この決断は僕にとっては相当な勇断だった。何度でも繰り返すけど、硬式球は当たったら本当に痛いんだって。顔だよ?顔に硬式球。死ぬって、マジで。
 そんな下らない事を今更ながらに考えていると、不意にドアが開いて、里香が出てきた。僕の顔を見て、里香は少し驚いた顔をした。
 久しぶりに見るその顔は、やっぱり可愛かった。硬式球の事なんてすぐにどうでも良くなった。持ってる雰囲気でも無いし。でも、その顔は段々仁王を連想せずにはいられない位険しくなってきた。…あぁ、でもやっぱり可愛いな。…いやいや、今はそんな事よりも里香に謝るんだ。そして一刻も早く誤解を解くんだ。
僕はありったけの意を決して、
 「里香!話があるんだ!」
 と、以前にも何度となく言った気がして仕方のないこれ以上無く間抜けなセリフを発しながら近寄ったのだが、無視された。しかも早足になって歩き始めた。
慌ててその背中を追いかけながら、僕はとにかく誤解である事、怒らせる原因となった物は縦に裂いた上に焼いた事、そしてこれもまた何度となく言った気がして仕方のないセリフだけど、ごめんなさいを連呼した。途中から怖くて顔は直視出来なくなった。我ながら、素晴らしく情けなかった。
 だけど、僕の必死の謝罪を、流石は里香とでも言うべきなのか、結局里香は病室に戻るまで完璧に無視し続け、病室の扉をピシャリと閉めてしまった。
 ………あぁ、勿論へこむさ。30分近く一人で話し続けて、その間入院患者の人やら見舞い客やら看護婦さんやらに見られまくってるんだぞ?高校生にもなって一人の女の子に平謝りする姿を。それだけの精神的犠牲を払ってるのに完璧に無視されたら、誰だってへこむだろ?
 でも、僕が取れる道はそれしか無かった。今度も三日間、僕は同じ事を繰り返した。待つ、謝る、ドアを閉められるの繰り返し。
 拷問の様だった。と言うか、まさしく拷問だった。好きな女の子に無視されるのは死ぬより嫌な事だと、つくづく思った。
 だが僕は、四日目になって初めて、ある重大な事実に気付いた。
 里香は、耳栓をしていた。それも三つも。耳は完全防音状態だった。
 ………これは、堪えた。対策が地味なのに完璧なので、余計キツかった。そんなに僕と接触するのが嫌なのか。余りにショックすぎて、話をする事も断念して里香の病室前から自分の病室まで戻ってきてしまった。
 「あぁ…死ぬ…ホント死ぬ…あぁ…もう…」
 ちなみにその耳栓発覚が今日だったりする訳で。いつかの本の書き込みで勘違いした時以上のダメージを受けた僕は、これまたあの時と同じ様にベッドの上で悶々としていた。
 「終わりだ…もう終わりだよちくしょう…あぁ…ホント死ぬ…」
 本当に死にそうだった。今の僕にとって里香は言葉通り全てであり、里香にとっても僕は全ての筈だった。少なくともそう思う事が自惚れじゃない位の時間を僕と里香は共有してきたのだった。
 僕は里香の笑顔が見たくて退屈になりがちな毎日を楽しい気分で過ごしてきたし、里香は僕と毎日を過ごす事で自分の患っている病気がいつか運んでくるであろう死の恐怖と真っ正面から向き合っていた。そして向き合った上で、僕に最高の笑顔を見せてくれていた。
 勿論罵倒される事の方が圧倒的に多かったけど、その言葉には今までとは違って、僕を信頼して僕という存在を必要としてくれているからこそ、そして僕も里香に対して同じ気持ちであるからこそ、安心して僕に罵倒の言葉でも何でもぶつけてきている様な、何というか、言葉では説明出来ない不思議な温かさみたいな物が確かにあったのだ。
 それに、あの砲台山でのキス以来、里香は今まで以上に僕に何かしてくれる事が多くなっていた。それは別に全然大した事じゃないんだけど、例えば里香のお母さんが持ってきたお菓子をわざわざ僕の好みに合わせて分けておいてくれたりだとか、蜜柑の実の皮を一個ずつ丁寧に剥いてから僕に渡して半分こしたりだとか、自分がまだ読んでない本を僕に読んで欲しいからと言って貸してくれたりだとか、本当に些細な事なんだけど、僕には嬉しくて仕方無い様な事ばかりだった
んだ。
 だからそう…僕と里香の関係は、疑う余地無く、最高の状態だったんだ。一週間後には伊勢を二人でデートする約束までしてる。もう今から楽しみで楽しみで仕方無い。約束通り赤福ぜんざいを買わないと。僕が知ってる最高に桜が綺麗な場所で、二人きりで食べるんだ。想像しただけで鼻の下が伸びてきそうだ。耳も熱くなってくる。あぁ、今顔赤いな。絶対赤いよ。
 …だから、
 「なのに…もう…何でだよ…あぁ、もう…泣く…」
 それだけ、今回のこの冷戦が僕に与えてるダメージは計り知れなかった。反動
が大きすぎる。これが本当の天国から地獄だよ。あぁ、おい戎崎裕一よ。お前の幸せはあのバカ医者の夏目のせいで終わったよ。これからは人並みな幸せを追いかけて生きていくんだぜ…。
 「…裕一…アンタ何してんの?」
 「え?」
 亜希子さんの声。その声に気付いた瞬間、僕はまたしても床に落ちた。今回は顔から落ちて鼻を打った。痛すぎて声も出ない。
 「………あのさ、裕一。私、あんまり体育会系の体張った笑いって好きじゃないから」
 「ウケ狙いじゃないです…痛…本当痛…。…で、何か用ですか?検温とかまだですよね?」
 「あー、うん、そういうのじゃなくてさ。………里香と仲直り出来たかなー…って」
 まるで、腫れ物を触るかの様な慎重さで言葉を選んで話していた。あの亜希子さんがだ。
 「まだです」
 声にまるで覇気が無いのが自分でも分かった。多分、顔にも無いだろう。
 「これで…十日目だね」
 「はい」
 「長いね」
 「はい」
 「解決の糸口は未だ見つからず?」
 「はい」
 「………裕一、アンタ何したのさ?十日前までアンタと里香、見ててちょっとムカつく位良い雰囲気だったじゃないのよ。なのに一体何やらかしたらその里香をあそこまで怒らせられんの?」
 「…里香、亜希子さんにも何かしたんですか?」
 亜希子さんの言葉から、何となくそんな気がして訊いてみると、亜希子さんはあからさまに顔をしかめて、
 「アンタの助け船になってやろうと思って里香に話しかけたら、裕一の話が出た途端に完璧に無視された」
 と言った。
 「………」
 里香は、亜希子さんには余りそういう事はしない。機嫌が悪くても、少なくとも話だけはちゃんと聞いていた筈だ。
 なのに…。
 「裕一の話に持っていこうとした瞬間だったね。その瞬間から完全無視。完全無欠の無視」
 「そんな無視無視繰り返さないで下さいよ…」
 「本当に何したのさ、裕一。前に多田さんのエロ本がバレた時もここまでは長引かなかったじゃないさ」
 …あぁ…そう言えばあの時も夏目のせいで話がややこしくなったけなぁ…。
 「…バカ夏目がですね」
 「うん?」
 「エロ本をベッドの上に置きやがったんですよ、わざわざ僕は部屋から引っ張りだして里香を呼びつけて、里香がそれを見付ける様に」
 「はぁ?何でわざわざ夏目がそんな事するの」
 早くも怒りだしていた。僕はとりあえず説明を続ける。
 「前に屋上で渡された外国のエロ本を夏目に返したんですよ。何だかんだで手元に残ってて。で、返しに行った時に夏目がいなかったんで机の上に置いといたんです。ちゃんと袋に入れたから外からは分からないだろうって思って」
 「………」
 急に亜希子さんが黙った。僕はそれを気にせず、説明を続ける。
 「それがどういう訳か看護婦さん達にバレたらしくて。亜希子さん、知りませんか?」
 「あ、あぁ…知ってるよ」
 歯切れが悪い。どうしたんだ?亜希子さん。
 「…で、それを僕のせいにされた訳です。袋はテープで止めたし外からじゃ中身分からないんで、誰かが勝手に開けたに決まってるのに、そう言っても聞く耳持たないんですよ、あのバカ医者。ひどいっすよねぇ?」
 「あ、あぁ、そうだね…」
 本当に歯切れが悪い。でも僕は早く説明し終えたかったので言葉を続ける。
 「で、その置かれたエロ本が」
 「…置かれたエロ本が?」
 「多田コレクションの生き残りだったんです」
 「…は?」
 「僕がエロ本焼いてた時一冊ちょろまかしてたらしくて。それを置かれたんで
す。…で、タイトルが最悪だったんですよ…」
 「タイトル?」
 「えぇ…『病院のあの子』…ってタイトルでした…」
 「………」
 亜希子さん、完全に絶句。
 僕も絶句だよ、バカ夏目。


To be continued….

作:秋桜さん 2005年12月31日投稿分

僕は今日、里香に呼ばれた。里香のことだからまた本を借りてきてほしいとかだろうと思いながらも僕は里香の病室へと向かった。病室につくと、相変わらずすっきりとした部屋で本しか置いていない。そんな部屋の中に里香はいる。里香は「裕一、こっちへ来て。」 と言う。僕は素直に里香の近くへ行く。そして僕は里香に今日呼ばれた理由を聞くことにした。
「里香、今日は何で呼んだんだ。」
すると里香は照れくさそうに言った。
「裕一ってさ、私のこと好き?」
いきなりだった。でも僕の気持ちは固まっている。だって砲台山でキスまでしておいて嫌いな訳がない。だから僕は
「もちろんだよ。」
と答えた。でも里香は
「私も裕一のことは好きだよ。でも裕一から好きって言葉聞いたことないよ。」と言ってきた。確かに僕は里香にたくさん気持ちを伝えたけれど好きの二文字は言ったことがない。しかし好きと言う言葉はあらためて言うにはかなり照れくさいものである。でも早く言わないと里香に僕が里香のことを嫌いだと思われてしまうかもしれない。だから僕は勇気を振り絞って言うことにした。
「里香、俺はおまえのことが好きだ」
すると里香は
「嬉しい。やっと言ってくれたね。」
と抱き着いてきた。
僕は、里香にこんなにも好かれているのだと実感した。そして僕は里香にそっと手をまわし、抱いてあげた。

作:秋桜さん 2005年12月29日投稿分

里香と一緒に僕は砲台山に来ていた。里香と僕にとって砲台山は思い出の場所だ。里香が手術を決意した所、僕が里香を抱きしめてキスをした所でもある。3回目の今回は、夜に来る事になった。僕らは、砲台に座り空の月を見ていた。里香に目を向けると月の明かりを受けた里香のまっすぐに伸びた髪や肌がより綺麗に見えた。僕は目が合わないようにちらちらと里香を見ていた。里香も裕一をちらちらと見ている。すると二人の目が合い、二人は、目をそらし再び空を見上げる。

裕一も里香も少し照れて胸をドキドキさせながらまたちらちらとお互いを見合っている。しばらくすると、里香が裕一の肩にもたれてきた。裕一は胸をドキドキさせながらも里香の肩へ手をまわした。二人は肩を寄せ合って半分の月を見ていた。

しばらくすると、里香は眠そうにあくびをしながらうとうとし始めるた。僕は里香の事も考え
「里香。もう、帰ろっか。」
と言った。すると里香は
「もう少しだけ、裕一の側にいたい。」
と照れながら言った。

里香の言葉を聞いた僕は思わず里香を抱きしめた。
「裕一」
と里香がささやく。
「里香」
と僕が言う。
僕は何分もの間、里香を抱きしめていた。

病院へ戻った僕は里香を病室まで送る。二人は手を繋ぎながら。いつもの事なのだけれどやっぱり嬉しい事である。しばらくして里香の病室へ着いた。

里香と手を離して、里香は「おやすみ。裕一」
と言い僕へキスをした。僕はいきなりの里香のキスに驚いたけれど里香の僕への気持ちをあらためて理解することができた。そして僕は一生懸命に背伸びをしてキスをしてくれている体をゆっくりと持ち上げながら抱きしめていた。

作:9-821さん 「里香がもしウェディングドレスなんて代物を装備したら……」

「ようクソガキ」 夏目が部屋に入ってきたのは、式が始まる十分前だった。
「…っかし、お前にタキシードは恐ろしく似合ってねえな、戎崎よ?」
「ほっといてくださいよ…主役は俺じゃなくて里香なんですから」
 そりゃそうだ、と夏目は笑った。
 あんなに綺麗な里香がウェディングドレスなんてものを装備したら恐らく、兵器に近い魅力を出すだろう。
夏目は、よれよれの背広に、曲がったネクタイと、いかにも背広を着慣れない独身男性といういでたちだ。
「それより、もうちょっとましな格好できなかったんですか?」
「なに、お前にはこれで充分だ。里香には申し訳ないがな。そういえば、おい花婿、花嫁の姿、見てきたのか?」
「いいえ、まだ。披露宴で逢えるからいいかなって」
「馬鹿野郎、いいか、花嫁の衣装は花婿へのものでもあるんだぞ。花嫁の控え室に行って来い。」
夏目に背中を押され、控え室から追い出された僕は廊下で親戚の人達に挨拶しながら、花嫁の控え室の扉をノックする。
「はい」
と中から声がする。里香だ。
「オレだけど、入っていい?」
「あ、裕一、いいよ」
前を見ないように、俯いて扉を開ける。そして顔をあげる。
そこには女神が座っていた。白いウェディングドレスは緩やかなカーブを描き、床まで届いている。薄いベールが顔を
覆っているが、里香の美しさを隠すには至らない。いや、逆に乙女の恥じらいと言うか、奥ゆかしさをかもしだしており、
里香の美しさを引き立てている。手には黄色い花をモチーフにしたブーケを持っているのが、愛らしい。
里香の姿に感動して固まってしまった僕に里香が、
「なに?」
と問いかけてくる。
「・・・綺麗だ。」
と何の捻りも無い言葉が自然と口からこぼれ出ていた。
里香のベール越しの顔がすこし桜色めいたように見えたが、
「なによ、恥ずかしいじゃない、バカ。」
と早速言い返される。でもいい。本当に里香は綺麗だ。
それまで同じ部屋に居ることに全く気づいてなかったが、お義母さんが里香をたしなめ、僕に言う。
「これ、里香。旦那さんに向かって。あら、裕一さん、そろそろ式の時間じゃないんですか?」
「へ、あ、そ、そうですね。じゃあ、里香、また後で」
「うん」
里香の返事を聞いて、僕は控え室を出た。

当然、式が始まって10分後に発作が

あれだな?里香のあまりの魅力に男性陣の股間が発作を起こすんだろ?


「里香!」

それは突然のことだった。彼女がその表情をゆがめるのと、体の力が抜けるのと
長椅子に座ったまま、ほかにすることもなかった。
「大丈夫ですよ、こんな幸せなときに」と、お母さんが
僕は里香を失いたくなかった。僕たちはまだ、やっと花見に行っただけで、まだ海だって
「大丈夫、私は大丈夫だから」
だが、里香の様子は明らかにおかしい。
里香を抱きしめていた僕だったが、夏目が横から割って入った。
「どけ。邪魔だ。」そういうと里香の脈拍をとり、瞳孔反射を確かめ、
「救急車を呼んでくれ。」
と式場のスタッフに言った。
「里香!里香!」
「大丈夫、私なら大丈夫」
そう呟く里香の声がだんだん小さくなっていく。
披露宴の会場内は騒然となった。
やがて大広間の扉から救急隊員がキャスターを押しながら入ってくる。
ゆっくりと里香を乗せ、会場からでていこうとする。
「戎崎、お前も来い。」
夏目がいった。
「お前の女房だろう。だったらついてこい」
「はい」
僕は駆け出し、里香の手を握りながら走った。
「大丈夫、大丈夫」
里香がうわごとのように繰り返している。
「わかってる。わかってるよ。」
僕はそういうしか言えなかった。

 里香が搬送されてからすでに、何時間たっただろう。手術中の灯りはまだ消える気配を見せない。
「……里香」
「大丈夫ですよ、裕一さん…あの子は簡単には負けませんよ」
 そういうお義母さんの肩は、小刻みに震えていた。そうだ、僕が里香を信じてやらなきゃいけないんだ。
里香は大丈夫って言っていた。なら、それを信じてやろう…。
 プツン、と音を立ててランプが消えた。心底くたびれた顔の夏目が出てくる。
「あの…夏目先生、里香は…?」

「ん?ああ、別に大した発作じゃねえよ。命に別状はない」
「…ならなんでこんな時間かかったんですか?」
 大したことないなら、鎮静剤の投与で事足りるはずだ。なのに、なんでこんなに…?
「発作は大したことない、が…別に大したことがあるってわかっちまってな…」
 まさか心臓以外にも病が発見されたのでは、と僕は不安になった。
「里香な…妊娠してんぞ?もうすぐ二ヶ月ってとこだな」
 …はい?
「今回のは胎児がいる状態に慣れてなかったから起きた発作だ。精々大切にするんだな」
 …里香が、妊娠?確かに初めての時は付けなかったけど、マジかよ…。
「…裕一さん?」
 ああ、お義母さんがスッゴい笑顔で僕を見てる…なんか後ろに黒いオーラが見えるのは気のせいだと、思いたい…。

作:6-238さん 「一日メイド里香」

※このSSを楽しんでもらう為に、SSが出来上がるまでにどんな流れがあったのか知っておいて下さい。


205 名前: イラストに騙された名無しさん 投稿日: 2005/04/28(木) 02:56:18 ID:YNvNboOp
僕にとって女は里香だけだ里香以外は~ってところが印象に残ってる。なんでだろ
206 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 08:59:01 ID:jxq26Lcc
裕一は口ではいつもそうは言うが
3巻で穴があったら入りたい状態だった事を忘れてはならない
207 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 10:30:16 ID:ghGNPTv7
うまいっ!!
208 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 15:07:05 ID:2x0tVtkL
裕一は□ではいつもそう言うが
3巻では穴があったら入れt(ry
209 名前: イラストに騙された名無しさん [sage 口があったら入れt(ry] 投稿日: 2005/04/28(木) 17:54:36 ID:jxq26Lcc

里香「口がどうかしたの?」

210 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 18:02:38 ID:qLLwcG34
口でやって欲しいと

211 名前: イラストに騙された名無しさん [sage そうは言っても最後には折れるのが里香] 投稿日: 2005/04/28(木) 18:41:59 ID:jxq26Lcc
「口でするって何?」

説明する




212 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 18:59:52 ID:uFFnKEqJ
そういう時は優しく愛撫からはじめて上げましょう
213 名前: イラストに騙された名無しさん [sage>>211ちょっと想像しただけでニヤニヤが止まらず] 投稿日: 2005/04/28(木) 19:19:51 ID:6xMXY/d2
お前らそんな妄想はやめろっ、俺の里香を汚すんじゃない!!

228 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/29(金) 12:27:27 ID:OAuDXOeo
>>226
ちょっと違うぞ
『命をかけてきみをものにする』 R
>>227
マニアめ
じゃあ俺は、
裕一との賭けに負けた里香が裕一の一日メイドとして
屈辱的で内心嬉しい里香の一日を描いた話をキボン




「入るぞ」
そう言って里香の病室のドアノブに手をやった瞬間、僕は嫌な予感がした。
ドアが少し開いている。念のためドアの上を見てみると、案の定ミカンが置いてあった。
何か良い事がありそうな気がする。そう思いながら僕は病室の前でミカンを食べた。
仕掛けが実らなかったことを里香に知らしめてやるためだ。
病室に入ったときに里香のくやしそうな顔を見ながら言ってやるのだ。
『残念だったな、こんな単純な手に何度も引っかかる俺じゃない』と。

全部食べ終わってから、勢い良く病室に入った。
「残ね――」

ゴスッ

どうやら、ドアを閉めた瞬間第二のトラップが発動したようだった。
床に転がるデコポンを見つめ、ミカンを回避してしまったことを後悔した。

「ねえ、裕一」ひとしきり笑った後で里香が言った。
「あれしよう。かくれんぼを物でやるやつ」
「え? 隠し物ゲームのことか?」
全く予想してなかった言葉に僕は驚いた。
「いいけど、どうしたんだよ突然
「前に裕一に聞いてから、ずっとやってみたかったの」
里香は照れたように笑った。
隠し物ゲームは、自分の大切な物を隠して相手に見つけさせるゲームだ。
見つかるとそれは見つけた奴の物になるから、結構盛り上がるんだと里香に話したことがある。
その時の状況は今思い出しても恥ずかしいけれど。
「私のはもう隠してあるから、裕一がオニだよ。制限時間はお昼まで」
「うーん」
隠し物を見つけて里香の大切なものを手に入れてやるのもいいが、もう一泡吹かせてやりたい。後頭部の痛みが僕を熱くさせた。
「里香、一つ賭けをしよう」
「賭け?」
「このままじゃ引き下がれないからな。
 俺が里香の隠した物を12時までに見つけられなかったら、今日一日何でも言う事を聞いてやる。
 奴隷にでもなんでもするといい。でも、もし見つけたら――」
ゴクリと唾を飲む。
「里香には、今日一日何でも俺の言うことを聞いてもらう」
言い終わってから、しまった、と思った。
僕は普段から里香の奴隷のようなものじゃないか。
これは賭けとして成り立っていない――
「いいよ」
「へ?」
間抜けな声が出た。
「奇麗に仕掛けに引っかかってくれたから、ごほうびにその賭け、乗ってあげる」

成る程、余裕というやつか。いいだろう、見てろよ里香。思い知らせてやる。
真剣勝負のゴングが鳴ったのだった。

駄目だ、見つからない。
屋上も、僕の病室も、医局さえもこっそり忍び込んで探したのに、一向に見つからない。
見つかる気配すらない。里香の病室も探そうとしたら怒られた。
すでに11時30分を過ぎている。
里香は、隠し物には見たらわかるように目印を付けてあると言っていた。
そうは言っても、隠された物の大きさも形もわからないのだから、探すのにはかなりの注意力がいる。
大きな箱に入っているのかもしれないし、トイレの蛇口に突っ込んであるのかもしれない。
里香ならやりかねない。そんな可能性まで考えだしたら、絶望的になった。
賭けなんてするんじゃなかった。
里香のことだから、今までより何倍もひどい肉体労働を強いるに違いない。
何しろ、僕は賭けに負けたのだ。文句は言えない。
僕は探し回るのを諦めて、すこし横になろうと自分の病室に戻った。
「はあ……」
病室のドアをいい加減に開け閉めすると、思いのほか勢いがついてしまうものだ。
扉は大きな音を立てて閉まった。

ゴツン
「え?」
落ちてきたのは、『当』と大きな赤い字で書かれている包装紙に包まれた長方形の箱だった。
「ああ、それ? 今朝君のいない間に女の子が来て、絶妙なバランスで仕掛けていったよ。凄いよね。今にも落ちそうなのに、軽く閉めたくらいじゃ落ちてこないんだ」
うろたえている僕を尻目に、同室の大学生が素っ気無く言った。
「見つけちゃったの? 裕一バカだから絶対気付かないと思ったのに」
何とでも言えばいい。僕は賭けに勝ったのだ。
「さあて、約束は守ってもらおうかな」
里香も約束を反故にするような横暴はしないだろう。
「……仕方ないか。で、何をすればいいのよ」
「今日一日、俺の身の回りの世話をしてもらおう」
「そんなことでいいの?」
当然、そんなに甘くは無い。
「ただし――これを着てだ!」


里香に余計な知識が無くてよかった。
あらぬ嗜好から作り出されたメイド服を「かわいい」と言ってすんなり着てくれた。
思えば里香は普段パジャマしか着ることが無いのだ。
何だか騙しているようで後ろ暗いが、本人は喜んでいるわけだし、問題は無いと思う。
「まずはやっぱり掃除からかな」
「裕一の部屋を掃除すればいいのね。わかった。それくらいならできるよ」
違う、違うんだ里香。
「里香、悪いけど、そこは『わかりましたご主人様』なんだ……け、ど」
「……何それ」
視線が冷たい。
「ごめん、やっぱりいい」
残念だけど妥協することにした。あまり調子に乗らないほうがいい気がする。
「バカ」
里香は溜息をついた。
「……じゃあ掃除始めるわよ。…………ご主人様」
「え? り、里香、今」
「もう言わないから」
心の底から嬉しかった。


「おじゃまします」
里香は律儀に挨拶をしてから病室に入った。大学生は絶句している。当然だ。
戎崎コレクションは全焼却したので、やましいものは何も残っていない。
唯一やましかったメイド服も今は里香が着ている。
里香は床磨きから初め、以外に順調に掃除を続けた。
体調はかなり良いらしく、動きにも熱が入っている。
「裕一、あんたこれ洗ってもらってんの?」
そのうちに、どこから引っ張り出したのか、
里香は溜まっている洗濯物の中からシャツを取り出してみせた。
「あー、最近母さんあまり来なくて」
何度も着たものもあるので、かなりクサイはずだ。
「これは洗濯しないとね」
「そこまでしてくれるのか?」さすがにあまり無理はさせたくない。
「裕一だって、本当はして欲しいんでしょ」
「それは、まあ」
「じゃあ洗濯場いこ」
里香は楽しそうに笑った。

こんな調子で、里香は不思議なほど積極的に働いてくれた。
どういうわけか、嫌々メイドをしているはずの里香の表情は生き生きしているし、
思い起こせば朝からどちらかというと優しい笑顔ばかり向けてくれている。
毎日こうならいいのに、という考えと、なぜ今日は特別なのかという不安が交錯して複雑だった。
今僕は自分のベッドの上で里香のマッサージを受けている。
同室の人たちは僕たちに当てられて部屋を出て行った。後でなんて言われるだろう。
「どう、裕一。気持ち良い?」
「天国だよ」
正直に答えると、里香は「バカ」と言いながらも、丁寧に揉んでくれる。
しかし、メイド服姿の里香は反則的にかわいい。
男として、男の部分がもうどうしようもなくなってきた。
里香が処理してくれるならそのまま昇天してしまいそうだ。
例えば、口とかで。
「口がどうかしたの?」
冷や汗が出た。声に出ていたらしい。里香はこういう事には全く免疫がない。
それは戎崎コレクションと代償に学んだ。返答次第では天国から地獄だ。
「い、いや、それは」
そこで考えた。里香は言ってみれば男の性について何も知らない。
当然、愛し合う男と女の行為についても。
それならば、ここで僕が教えるべきじゃないだろうか。
それは無謀な考えだった。
「あ、あの、男にしかないアレがあるじゃないか、その」
里香は戸惑ったが、僕が何を言わんとしているのかを察すると、
頬が紅く染めながら頷いて言葉の続きを待った。
ここからは更に慎重さが要求される。
「それを、女が、その、く、口でく、くわ……え、えと」
気が付いた時には里香の顔は真っ赤だった。

バチン

「近寄らないでよ! ヘンタイ!!」
里香が去って行く。同時に、このメイドごっこも終わりを告げたのだった。

里香の部屋で平謝りに徹してようやく許してもらった時には、もう消灯時間直前だった。
部屋を出て行く僕を里香が呼び止めて、何か四角いものを僕に投げた。
「これ、忘れてるわよ」
投げてよこされたのは、あの『当』と書かれた箱だった。
「そういえば、これって中身は何だったんだ?」
賭けにこだわり過ぎたせいですっかり忘れていた。
「もう自分のものなんだから開けて確かめればいいでしょ」
「じゃあ遠慮なく」
言われた通り包装紙を破ろうとする僕を里香が止める。
「ちょ、ちょっと! もう消灯時間なんだから自分の部屋でやりなさいよ」
ああ、今日は朝から里香は優しかったというのに、夜にはすっかり怒らせてしまった。
今回のことはやっぱり僕が悪いんだろう。
沈んだ気持ちで病室に帰った。

病室で、さっきの包みを開けてみる。長方形の紙箱の中心だけ、中身が見えるようになっている。
『Happy Valentine』の文字がそこにはあった。
中身は大きな丸いチョコレートだった。
「そういえば今日は」
その瞬間、部屋の電気が消えた。

どうしよう。里香に会いに行きたい。会ってお礼が言いたい。
叫びたい。あの里香にチョコを貰ったんだぞ、里香にだ。
でも声も出せない。もう今日は眠れないのだろう。チョコを食べても食べなくても。
そうだチョコはどうしよう。今すぐ食べようか、それとも飾っておこうか。
部屋に飾っておいたら里香はどんな顔をするだろうか。見て見たい。
決めた、食べないで飾っておこう。

夜中に、考え直して二つ割って半分食べ,もう半分は箱に戻して飾っておいた。
これが一番だと思った。
 
                                            終
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